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思い出のマーニーの声優や主題歌紹介、ネタバレレビュー

アニメ映画『思い出のマーニー』とは2014年に公開されたスタジオジブリ制作による、米林宏昌監督の長編アニメーション映画です。原作は1967年に出版されたイギリス...

2016年6月6日

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思い出のマーニーの声優や主題歌紹介、ネタバレレビュー

アニメ映画『思い出のマーニー』とは

2014年に公開されたスタジオジブリ制作による、米林宏昌監督の長編アニメーション映画です。原作は1967年に出版されたイギリスの作家、ジョーン・G・ロビンソンによる児童文学作品「When Marnie Was There」という古い作品です。第88回アカデミー賞の長編アニメーション映画賞にノミネートされました。

作品の舞台は制作段階では瀬戸内海をイメージしていたとのことですが、「崖の上のポニョ」とイメージがダブってしまったために、釧路や根室など北海道の湿地が舞台となった背景があるようです。

また、ジブリシリーズでは初めてとなる、男性のキャラクターが主役級として出てこない作品となりました。

『思い出のマーニー』あらすじ(ネタバレ含)

主人公である杏奈は12歳。中学1年生。とにかく内気で、なかなか周囲と溶け込めずに孤立してしまっています。それには、里親に育てられているという複雑な家庭環境も影響していました。ある日、里親である頼子が援助金を貰っていることを目撃してしまい、頼子が自分を本当に大切に思っているのかも疑ってしまうようになります。ますます寡黙になり感情を閉じ込めるようになっていく杏奈。
迎えた夏休み、杏奈は喘息の療養のためにと、夏休みの期間だけ親戚の大岩夫妻の元へ預けられます。そこは、どこまでも広く青く見える空、青々と美しい草木が育つ田舎町でした。杏奈は、しばらく暮らす家の近くの入り江で「湿っ地屋敷」と呼ばれる古い洋館を発見します。そこは今ではもう誰も住んでは居らず、廃屋となりかけているのですが、何故だか杏奈はそこを知っているような不思議な感覚を覚えるのでした。
そんなある日、村で七夕祭りが開催されるとのこと。大岩夫妻は気乗りしない杏奈を、何とか七夕祭りへと送り出しますが、杏奈はそこで地元の同年代の女の子たちと揉めてしまいます。怒りと自己嫌悪と自分でも訳のわからない感情を引きずったまま、杏奈の足はあの湿っ地屋敷に向かっていました。

一生懸命にボートを漕ぐ杏奈。少し不気味な雰囲気の漂う洋館へと辿りつくと、そこに居たのは長い金髪をなびかせたマーニーという美しい少女でした。何故か初対面でも打ち解けることの出来た杏奈はその後も、夜になると入り江へとでかけ、マーニーとの時間を過ごすようになります。ある時は、屋敷のパーティーにも参加します。そこで出会ったのはマーニーの幼なじみ和彦。マーニーとの関係性に何故だか杏奈はヤキモキしてしまいます。
しかし、いつもマーニーとの時間が過ぎると杏奈は夢から覚めたような不思議な心地がし、実際に誰もいないところで眠っていることが多くありました。
昼間になるといつも通り、古びて誰もいない雰囲気の洋館にも杏奈が疑問を持ち始めていた頃、湿っ地屋敷に新たな住民が引っ越してきます。ついには姿を表さなくなったマーニーに、杏奈はマーニーは自分が作り出した架空の存在ではないかと悲しい気持ちを抱き始めていました。
しかし、屋敷の新しい住民である彩香にマーニーと間違えられることをきっかけに、その屋敷でマーニーの日記を発見し、マーニーが実在する人物だったということを知ります。
そして、再び現れたマーニーと杏奈は自分の悩みや困ったことを打ち明けます。杏奈はマーニーがサイロを克服したいということを聞き、不気味に風がうねる日に古びたサイロへと赴きます。しかし、次第に風は嵐となり、二人はサイロに閉じ込められてしまいました。恐ろしい音のする中、マーニーが助けを乞いたのは杏奈ではなく、何と幼なじみの和彦でした。その願いの通りに和彦はマーニーを迎えに来、杏奈は一人サイロで一夜を過ごすことになってしまいました。嘆き悲しむ杏奈に、マーニーは夢の中で想いを伝えます。その声に応えた杏奈はマーニーを許しますが、二人の想いの正体は実はすれ違っていたのでした。

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結局、そのサイロでの件のおかげで杏奈は風邪を引いてしまいます。そこへ屋敷の彩香がお見舞いにきてくれました。お土産に、マーニーの日記を持って。マーニーの日記の続きを読み、屋敷にあった絵画のことも知った杏奈は、それを書いた久子に話を聞きにいきます。
あの屋敷での意地悪な使用人の話、幼なじみの和彦との婚姻、度重なる家族の死、そして死んでしまった娘に代わり孫を育てた話、その全てを久子は語ってくれました。それを聞いていた杏奈は悲しい境遇を自分と少し重ねてしまい、ますますマーニーを愛おしく近い存在として感じることができました。
そして、夏休みも終わりに近付いたある日、頼子が杏奈を迎えにやってきます。頼子は杏奈が昔入っていた児童養護施設時代に持っていたという写真を杏奈に見せます。その写真の裏には「マーニー」の文字。全てを悟った杏奈は、マーニーからの愛情や、里親である頼子からの本当の想いを受け取り、新しい自分を始めるため、夏休みを過ごした田舎町からかえっていきます。

『思い出のマーニー』声の出演と役柄の解説

主人公である杏奈を演じたのは高月彩良。まだ若い女優であり、bump.yというグループの元メンバーでした。そして、もう一人の主役といっても過言ではないマーニーを演じたのは今人気急上昇中の女優有村架純。オーディションを見事に勝ち抜き、声優に初挑戦したそうです。

他にも、大岩夫妻に松嶋菜々子、寺島進、黒木瞳や森山良子なども声の出演をしており、脇役のメンバーも豪華な顔ぶれとなっていました。

『思い出のマーニー』感想・評価

ジブリシリーズ初の男主人公が出てこない作品とのことで、面白そうだなと思って観に行きましたが、予想に反して号泣してしまいました。まずは初っ端の「この世には目に見えない魔法の輪がある。輪には内側と外側があって、私は外側の人間」でぐらりと心を揺さぶられます。
ただ、中盤ぐらいまでは、日常シーンとマーニーとの楽しい時間の繰り返しや、杏奈がとにかく寝ていたりと割と時間が長く感じるかもしれませんが、サイロ事件から一気に物語は動きだし、マーニーの「今まで会ったどの女の子よりもあなたが好き」に対する杏奈の「私もマーニーのことが一番好きだよ。今まで会った誰よりも」との返しで二人は実は想いがずれてしまっていることに気が付きます。
杏奈のマーニーへの想いは、今まで独りぼっちで過ごしてきた外側の世界から自分の扉を大きく開いてくれ内側の世界への架け橋的存在として友情を超え始めていましたが、マーニーは杏奈が自分の孫であることを既に知っているためにそれい応えるような台詞は言っていませんでした。そして、杏奈は真実を知り、やがて二人には別れが訪れます。
心の中では繋がっている、暖かい想い。そして、里親である頼子の愛情をも確信した杏奈は、人間として階段を一段上って元の場所に帰っていくのですが、心のどこかでやはりマーニーが本当の近しい相手として、外側の世界からの脱出のためにも存在していて欲しかったのではないかな、と深読みもしてしまいました。

また、脇役として出てくる太っちょ豚こと、信子は本当に良い子だなと思います。杏奈のひどい態度にも後で寛大な様子を見せ、杏奈と比較して、同じ中学生でも大人になりかかっているのだなと感じました。彩香や久子といい、脇役の女たちも一人一人存在感があり、さすがジブリだという思いです。

この映画は何度か見てこそますます、マーニーと杏奈の魂の繋がり、存在の別れを確信できるのかなと思いました。主題歌のプリシラ・アーン「Fine On The Outside」も杏奈の心境にぴったりマッチした素晴らしい曲でした。
ブルーレイディスクでまた見たい作品です。未視聴の方は是非ぜひご覧ください!


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akiiiiiiiii

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akiiiiiiiii

映画や音楽が好き。ただのサブカルチャーオタクです。 とりわけ暗めの作品が好き。 映画のレビューを書いていきたいと思っています。



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