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ジョゼと虎と魚たちのネタバレと感想、上野樹里の演技に注目?

映画『ジョゼと虎と魚たち』とは映画『ジョゼと虎と魚たち』の原作となったのは、1984年に「月刊カドカワ」に発表された田辺聖子の短編小説です。現在は、表題作を含め...

2016年5月3日

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ジョゼと虎と魚たちのネタバレと感想、上野樹里の演技に注目?

映画『ジョゼと虎と魚たち』とは

映画『ジョゼと虎と魚たち』の原作となったのは、1984年に「月刊カドカワ」に発表された田辺聖子の短編小説です。現在は、表題作を含め短編集として文庫化もされています。

『ジョゼと虎と魚たち』は「グーグーだって猫である」など話題作を発表している犬童一心監督により2003年映画化され、全国公開されました。ベッドシーンを含んでいますが、映倫の区分ではPG12指定での公開となっていたようです。犬童一心監督はこの作品で第54回芸術選奨文部科学大臣新人賞を獲得。また、作品自体は2003年度キネマ旬報ベスト10の「日本映画ベスト・テン」で第4位を獲得しています。

『ジョゼと虎と魚たち』あらすじ(ネタバレ含)

 主人公の恒夫は雀荘で働くごく普通の大学生。ヘラヘラとセックスフレンドとセックスに明け暮れるなど、人生の自由時間をそれこそ奔放に過ごしていました。アルバイト先の雀荘で近頃話題となっているのが、乳母車を押しながら歩く不気味な老婆のこと。恒夫はその老婆のが一体何者なのか、乳母車には一体何が乗っているのかと気になっていました。そんなある日、偶然にも話題の老婆に出くわした恒夫は、乳母車が坂道を滑るように下ってしまう事故によって、乳母車に乗せられていたものの正体、足の不自由な少女ジョゼと出会ってしまいます。

ジョゼは生まれつき足が不自由で外出もままならないため、ほとんど外には出ず、世間体を気にする祖母の性格もあり、半ば幽閉されたような形でこれまでを過ごしてきました。恒夫はそんな生い立ちを持つ少女の不思議な魅力と、喚ばれた朝食があまりにも美味しかったこともあり、老婆とジョゼの住むこの家に度々訪れるようになりました。ジョゼは家の中で本を読んで過ごすことが多く、その中でもフランソワーズ・サガンの著書が大好きで、自分の名乗る不思議な名前「ジョゼ」もその登場人物から取ってきたものでした。

そんなジョゼを気にかけながらも、恒夫は大学で香苗という、みんなの憧れ的な女の子とも男女の関係として上手くいきかけています。しかし、朝食をしょっちゅう一緒に食べてみたり、祖母に内緒で散歩に出かけたり、共に過ごす時間が増えるにつれ恒夫はジョゼにのめり込んでいってしまいます。そんな折、ジョゼの家をバリアフリーに改装しようという動きが起き、福祉に関わりたいという香苗の存在をジョゼは知ります。結局、その香苗が恒夫とかなり近しい関係であることを突き止めたこと、また勝手な外出も手伝って、祖母にもジョゼにも恒夫は拒絶されてしまいます。

それから、惹かれ合っていたはずの二人は離れたままに日々は過ぎていき、偶然恒夫が仕事の話を聞いている途中、ジョゼの祖母の死を知ります。ドスンと巧みに台所の台から飛び降りたり、一見頼もしく見えるジョゼでしたが、一人では生きていくのが難しいことを知っていた恒夫は居てもたっても居られなくなり、話も途中のままにジョゼの家へと駆けつけます。

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駆けつけた家の中で一人ぼっちだったジョゼは、ゴミを出すこともままならず、隣のおじさんに胸を触らせることを条件として世話をしてもらっていたと語ります。それに激情した恒夫でしたがジョゼの天邪鬼な性格が災いし、「帰れ」などと罵声を浴びる結果になってしまいます。しかし、それはジョゼの虚勢であり、心の真逆の叫びであり、ついにはジョゼは恒夫に泣きつき「ずっと一緒に居て欲しい」と素直に胸中を打ち明けます。そして、ジョゼから恒夫を誘い二人は初めて肌を合わせ、その後共に暮らし始めます。

それから、二人は動物園へと繰り出します。ジョゼの夢の一つであった「好きになった男と世界で一番怖いものを見る」を達成したのでした。
しかし、幸せは長くは続きません。法事を兼ねた小旅行の途中、ジョゼのもう一つの夢であった「魚が見たい」という夢を叶えるため、恒夫とジョゼは水族館を目指しますが、何とその目的地は休館。ジョゼはショックを受け散々駄々をこねます。それに苛立つ恒夫。そして、車椅子を利用せず、いつまでも恒夫に依存しようとするジョゼにも恒夫のストレスは増していく一方。「障害者」であるジョゼと自分の違いからついに目を逸らせなくなった恒夫は、結局家族と顔を合わせることに戸惑い、法事を断り海に向かいます。
ひとまず目的地の海ではしゃいだ後、夜になり「お魚の館」というラブホテルにチェックインする二人。またも肌を合わせるも、最初の頃のような幸せな二人はそこには居ません。疲れ果ててすぐに眠ってしまう恒夫と、敏感に何かを感じとり冒頭の頃に近い虚無感を漂わせるジョゼだけがそこに存在していました。

結局、ジョゼと恒夫には別れが訪れます。それはまるで決まっていたかのようにあっさりと、いつもの通り仕事に出かけるような調子で、恒夫はジョゼの家を離れます。別々の道へ、また、元のように戻っていく二人。二人のこれからは、ここからまた始まるのです。

『ジョゼと虎と魚たち』出演者と役柄の解説

主人公の恒夫には妻夫木聡。当時まだ22歳。ちょうど、大学生ぐらいの年齢でありぴったりの役柄でしょう。ヘラヘラとした日常の本当の大学生らしさと、苛立った時の表情や言葉のぶっきらぼうさなど、本当に視聴者に「こいつ…」と思わせるような素晴らしい演技でした。

ヒロインであるジョゼを演じたのは池脇千鶴。「池脇が脱いだ」と話題になったように、この作品での妻夫木聡とのベッドシーンは賛否両論様々な評価があったようです。

また、重要な役柄として出てくる恒夫の元カノ、そしてジョゼと別れた後復縁する香苗には上野樹里。当時17歳ということで、濃厚とまではいきませんでしたが、今作ではベッドシーンにも挑戦しています。一見するとお嬢様で誰にでも優しく打ち解けやすく、福祉のことも考えていて「とにかくいい人」を周りに見せながらも、その心の奥には、人への妬みや軽蔑の芽を持っているという難しい役柄ですが、さすがの演技だと感じました。

『ジョゼと虎と魚たち』感想・評価

切ないラブストーリーというよりは、障害者と全く普通の大学生の関係。とにかく難しいテーマだなと思います。
恒夫は、学校でも周りに人はいるものの、特にモテまくってチャラチャラ遊んでいるような風貌ではないのに、裏では雀荘で働いていたり、セックスフレンドもいるほど女の子ともお盛んで、とにかくリアルを充実させたい「普通」の大学生です。人生唯一の自由時間と呼ばれる大学生活を本当に楽しんで過ごしているタイプ。

そんな恒夫が全く違う世界に住むジョゼに惹かれていったのは、一種無責任な好奇心が最も大きかったのでしょう。それを無理矢理、正義感だのやさしさだのにすり替えて、楽しい明るいところだけを見て、暗い、見てはいけない、考えてはいけないところからは一生懸命目を逸らしていました。結局その無責任さから、恒夫はジョゼの元から逃げてしまいます。それを見て、私を含め、視聴者は「こいつ、本当に嫌なやつだな」と思うことでしょう。でも、それがきっと「普通」なんじゃないかなと私は思いました。綺麗事なら誰にでも言えるでしょう、しかし、お話の中でさえそれをハッピーエンドにまとめなかったことにこそ、私たちに考えさせてくれる意味があったのかなと考えました。

出演者や演出について。池脇千鶴のきつめの関西弁がはまっていました。また、いつも音楽の話になってしまいますが、この作品も主題歌であるくるりの「ハイウェイ」の歌詞の通りだなと思いました。これは二人の旅。旅に出る理由もまた、それぞれ違っていたのかなと思います。

 

評価

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akiiiiiiiii

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akiiiiiiiii

映画や音楽が好き。ただのサブカルチャーオタクです。 とりわけ暗めの作品が好き。 映画のレビューを書いていきたいと思っています。



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口コミ

上野樹里って演技、上手いよね。

5

新井さん、好き

5

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